新大阪で乞われる

最近、驚いた体験談…

夜遅い新大阪、人が少なくなった時間帯の、人があまりいなくなったところで、後ろから、おそらく60前後と思われる小柄な女性から話しかけられました。

内容は以下のものでした。

  • 大変恥ずかしい、言いづらい話ですみません。
  • 母と姉と3人で生活保護を受けているが、この前のが1回振り込まれなかった(何か理由を言っていたが聞き取れず)
  • まず、私や姉でなく、母の方にあげるので、何か…

極めて偶然にも、その日の私は、人からもらった食べ物をそれなりにもっていました。家で子供にあげるよりは、食べてもらっていいかな、と思い、あげました。

この食べ物が無かったら、何もあげなかったと思います。

「運良く持っていただけで、こんなことしかできませんけど」と言い添えましたが、ビックリした顔で感謝されました。

物乞いは、昔、海外で何回かされたことはあります。そして、だいたい詐欺だと言われるので無視してきました。

今回も詐欺だったのかもしれません。ただ、生活保護の話や、女性だけで苦しむ層があること、大阪には多めであること、そういった知識は持っていましたので、事実だったと考えることにしています。

また、偶然にもあげられるものがあったことに感謝しています。探究の話をするときに、日本の現状について、貧しくなっていることも含めて生徒には話してきました。今回の1分足らずに感じたことは、貧困に関する知識・議論・体験談のいずれよりも、私にとって貴重な機会でした。

私自身も色々と苦しい時期にあります。生活保護の打ち切りに比べればマシかと言われると、正直、分かりません。

しかし、大学教員であり、未来の社会を創る側の仕事もさせていただいる私は、日本が貧しくなっていることに関する考察・言動をより深いものにしなければならない、そう思わされました。